◆◆レッツかぎ針◆◆

#5「聖地巡礼」(その2) (1999/10/18)

別館と本館の間の小道。


大通りに面した本館入り口。
向かいは60階通りの入り口です。



地下道でみつけたイイ味の看板。


上の看板のキャッチコピー。
そこに熱き企業マインドが。


いまの池袋にはいないタイプです。


こちらもキャッチコピー拡大。
その気持ち、忘れないで。




あみぐるみ向きだそうです。


故郷の香に涙。




うっかり別館に行ってしまい、とんだ赤っ恥の男子手芸部員。 気をとりなおしていざ本館へ。

このキンカ堂本館の入り口は、サンシャインへと続く池袋の繁華街である「60階通り」から100mも離れてないところにある。 でも、あちらで見かける現代池袋系一般女子(厚底はいてたり、髪サビてたり)はここには全くいない。 あちらが「消費」の中心であるならば、ここは「創造」の中心。別の時間と価値観が流れる場所なのだ。

で、中へ。一回失敗していささか気持ちも楽になった私。 今度は堂々と地上から参拝。階段で4階へ。

いやぁ、すばらしい! フロア全部が毛糸売り場。 さまざまな色、太さ、素材の毛糸がそこにあふれている。 まさに手芸の聖地にふさわしい品揃え。やっぱりこうでないとね。

以前「¥680、高い」とか言ってたけどここにはもっと高いのあるぞ。 でも、そういうやつは色合いとか質感とかが抜群にいい。 やっぱりそれだけのモンはあるのだ。 そうかと思えばワゴンには¥200前後のお買い得品も。 いやはや目移りしてしまう。

あみぐるみはやはり人気があるようで素材と教本が入ってる「あみぐるみキット」みたいなものも売ってるようだ。 陳列してある毛糸の値札にも「あみぐるみに最適」などと書いてあるものもある。



ようやく気分も落ち着いてきた私。 まわりをぐるりと見渡してみると、やっぱりお客さんは女子ばっかり。 西武でみかけたような「いまどき系」の手芸部員は・・・・・・いないなぁ。 「いまどき系」は60階通り通って東急ハンズに行っちゃうんだろうか。



今回10年ぶりの聖地キンカ堂への巡礼を終えて感じたこと。 それは、10年前となんにも変わっていないということだ。 店内の雰囲気、商品構成、店員さんの物腰。更にいえば来てるお客さんの雰囲気も。 どれをとっても、私が抱いていた10年前の「キンカ堂」イメージと寸分違わぬものであった。

みてくれの善し悪しや、ブランド的な価値観なんて関係ない。 よい素材を豊富に安く提供し、手作りの素晴しさを伝え続ける店、キンカ堂。 この変わらぬ企業マインド。ゆるぎない自信。 そんな「キンカ道」に集う求道者たちの創造にかける真摯な姿勢。 全てが私の心に響いた。

それにひきかえ私はどうだろう?  人の目を気にしてコソコソと・・・・・・自分が恥ずかしい。 手芸道に迷いをもつ自分の煩悩を見透かされた思いである。


今、聖地に手芸の神の声がこだまする。

 まわりの目なんて関係ない
 何をするかも関係ない
 自分の手でモノをつくりだすこと
 変わらずつくりつづけること
 そのことが
 そのことだけが自分を幸せにする


・・・・・・ふっきれた。

編もう。編みまくろう。 私はくだらんモノをただただ編み続けよう



 南 無 編 み 駄 物



まずは手始めにおたま108匹。 煩悩の数だけ編んでやるさ!

迷わず行けよ!
行けばわかるさ!!
ありがとう、キンカ堂!!!




・・・で、こんなに毛糸買っちゃいました。





次回も男子手芸部員は戦いつづける!

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